薄膜光導波路プリズムカップリング装置

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シングルプリズムタイプ
model:MPC-04

 
 
本装置は、プリズムカップリング方式により、レーザ光を薄膜光導波路に、結合(入射)することができる薄膜光導波路プリズムカップリング装置です。

■特徴

  • プリズム結合方式により、簡単に薄膜光導波路にレーザ光をカップリングすることが可能です。
  • エッジ結合とは異なり、ミクロンオーダの軸合わせや、薄膜光導波路の結合面を研磨する必要が無いため、製膜後すぐに、薄膜光導波路にレーザ光を結合することができます。
  • プリズムユニットを回転させることにより、薄膜光導波路にカップリング角度を測定することができます。
導波しているレーザ光が薄膜光導波路の散乱光によって観察される様子

■原理

レーザ光は、プリズムに入り、プリズム底面で全反射となります。プリズムと薄膜光導波路のエアーギャップが小さいときに、プリズムの減衰電界と薄膜光導波路の電界で相互作用が起こり、以下の位相整合条件において、レーザ光は、薄膜光導波路に入射します。
シングルプリズムを左図のように使用した場合、レーザ光 は、薄膜光導波路に入射した場合、その一部は、プリズムより出射し、反射光といっしょに出力されます。レーザ光の入射角度を変えていき、位相整合条件を満足する入射角において、薄膜光導波路の散乱光により、導波光路を観察することができます。また、同時に、プリズムからの出射光をスクリーンに照射することにより、mラインを観察することができます。
スクリーン上で観察されたmライン

■仕様

光源 He−Neレーザ光源: 波長:632.5nm 出力:5mW
回転ステージ 移動量: 粗動360° 微動±5°
最小読取:バーニア目盛0.1°
移動ガイド:すり合わせ方式
偏芯量:0.05mm
カップリングプリズム
(オプション)
高屈折率ガラスプリズム(n=1.8785)
ルチルプリズム(no=2.5837、ne=2.8719)
 

ダプルプリズムタイプ
model:MPC-03

 
 
 本装置は、プリズムカップリングにより、レーザ光を薄膜光導波路に、入力、伝搬、出力することができる薄膜光導波路評価装置です。

■原理

レーザ光は、プリズムに入り、プリズム底面で全反射となります。プリズムと薄膜光導波路のエアーギャップが小さいときに、プリズムの減衰電界と薄膜光導波路の電界で相互作用が起こり、以下の位相整合条件において、レーザ光は、薄膜光導波路に入射します。プリズムと薄膜光導波路の結合は、可逆であるため、入力結合と同様に、導波したレーザ光を出力結合プリズムにより、出力することができます。
薄膜光導波路とHe−Neレーザ光のカップリング

■特徴

  • プリズム結合方式により、簡単に薄膜光導波路にレーザ光をカップリングすることが可能です。
  • エッジ結合とは異なり、ミクロンオーダの軸合わせや、薄膜光導波路の結合面を研磨する必要が無いため、製膜後すぐに、薄膜光導波路にレーザ光を結合することができます。
  • プリズム結合により、薄膜光導波路にレーザ光を入力及び出力可能なため、薄膜光導波路の各種研究にご使用いただけます。
 

2波長対応タイプ
model:MPC-02

 

■特徴

  • 2波長を同時に、薄膜光導波路にカップリングすることができるので、導波路型光増幅器の実験にご利用頂けます。